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治療的ケアの充実の必要性

近年、児童虐待が増加しています。

 

児童虐待については社会的問題となっています。

 

乳児院や児童養護施設には、
緊急に対応することが必要な
被虐待ケースの入所児童が増加している現状があります。

 

虐待を受け、不適切な養育環境の元で過ごした児童は、
施設入所以前の生活環境や保護者の養育による影響により、
問題行動や情緒障害などを抱えている子どもも多くいます。

 

特に虐待を受けた経験のある子どもは、
信頼関係、安心、安全を欠く生活をしており、
自己否定感が強かったり、適切な依存関係が育っていないなどし、
施設入所後も、職員との関係や他の児童との関係において、
さあざまな不適応行動を起こしやすい傾向にあります。

 

施設内での対人関係などの生活場面における不適応行動だけでなく、
児童がいずれ自立するときに必要な生活への意欲や
学力等においても大きな課題がある場合が多いです。

 

施設では、児童の生活の基本となる安全な生活環境を確保し、
親にかわる養育者としての施設職員との日常的な関わりを通して、
信頼関係の回復、安心感の提供が行わなければなりません。

 

そして、児童が抱えている心理的なダメージを回復するための、
心理的治療などの適切な対応も必要とします。

 

2006年には、それまで非常勤であった
児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設への「心理療法担当職員」が常勤かされ、
施設は児童にとって生活の場であるのと同時に、
治療の場としての機能ももつ事になりました。

 

児童のケアを直接行う保育士や児童指導員は、
心理療法担当職員と連携をし、
日常生活を通して児童に対する治療的なかかわりを行うことも必要です。